雑学

宝くじは投資なのか、そうでないのか

 

皆さんは何の目的で宝くじを買っていますか?

当たれば大金が手に入るので楽しみにできるからというのが大部分の方の考えだと思いますが、その下にいろいろな目的、というか考え方があると思います。

小さい頃、祖父母が買っていたから自分も買うようになったとか、

何かの物事が上手くいくかどうかの占いとしてとか、いろいろな話を聞いたことがあります。

その中に宝くじは将来への投資として考えているという話もありました。

今回はこの「宝くじは投資である」という考え方についての話です。

 

まず、投資とは何なのか?

 

投資とは、簡単にいうとお金をかけて、しばらくしてからかけたお金よりも大きな金額を受け取ることです。

また、基本的に投資は誰かが損をするというものではなく、

本来的には投資を受けた企業もお金を出した人も社会も得をするものです。

自己投資という言い回しがあるのも、勉強や美容整形、人脈造りなど、

行うためにお金はかかりますが、将来的には大きなかけた金額以上のお金が手に入るとか、

人生の伴侶が手に入るとか、生活が充実するとか、

そういったリターンがある可能性があるため、投資の一つと考えられているからです。

ただし、普通の投資にしても自己投資にしても、期待したとおりのリターンにならない可能性もあります。

お金がかかったけれど、それだけで終わってしまう場合。

コレを指してリスクと呼んでいます。

一般的に、投資はリスクよりもリターンのほうが見込める場合でないと成立しません。

そこで疑問に思う人もいるかもしれません。

投資でいうリスクとは有り金全部持っていかれるどころか、衣服すら奪われ、人買いに売り飛ばされるという人もいます。

そして、そのリスクが起きる可能性はとても高く、素人が手を出すものではないというイメージがあります。

実際のところ、おそらくそれはまともな部類の投資ではない可能性が大半です。

あくまで、普通に行う範囲の投資、それも個人で行うようなものであれば、

自分の手持ちのお金がなくなる程度で済みます。

では、まともな部類でない投資とはなんでしょう。それは大半の場合「投機」と呼ばれるものです。

 

では、投機とは何なのか?

投機とは、簡単に言うとお金をかけて、それが大きく化けるかもしれないし、全くのゼロか、もしくはマイナスになるかもしれないことです。

つまり「ギャンブル」のうちの一つですね。

一般的なギャンブルと違うところは、ギャンブルの場合はイカサマなどを除けば運によるところが大きいものの、

投機の場合は情報をもっている、もしくは自分自身が市場をコントロールできるほどの大金やコネが有れば

自分が大金を手にする可能性をかなり上げることができるという点です。

おそらく、投資についてあまり知らない方の投資についてのイメージはこの投機の失敗したときのイメージです。

投機には、一般的なイメージ通り、自信がある人以外は手を出さない方が良いでしょう。

 

宝くじは投資なのか?

では、今までの話のなかで宝くじはどれになるのでしょうか?

宝くじを買ったとして、期待値と呼ばれるどれくらいのお金が返ってくるかという数値は、

300円の宝くじ1枚当たり150円以下です。これは法律でも決められています。

つまり、お金をかけた分を上回るリターンをもらえる可能性のほうが低い状態です。

リターンがリスクを上回らないと投資とは呼べないということは宝くじは投資ではありません。

では投機でしょうか?投機は情報などの自分に有利になる条件があれば大金を得ることができるものです。

宝くじには勝率を上げるための情報なんてものは存在しません。つまり投機でもありません。

ではなんなのか。投機ではないにしても分類するとすれば「ギャンブル」になるかと思います。

 

ただのギャンブルなら投資をする方が良いのでは?

ここまで話を引っ張っておいて結局ただのギャンブルだというのであれば、

単に宝くじは投資だという人の意見を否定しただけではないかということになりますが、

単純に否定したいというわけではありません。

確かに、一般的な定義的には投資ではないかもしれませんが、

投資だとする考え方もなくはないと思います。

というのも、ジャンボ宝くじの1等が当たったとします。例えば2020年のサマージャンボは5億円になるのですが、

これは購入金額300円の約166万倍です。

これがすごいのか、いまいち分かりにくいかと思うので比較として、2019年に一番値上がりした国内株式の上昇率を例に挙げます。

2019年はホープという会社が約13倍の上昇を記録しました。

これは株式の上昇率としてはかなり大きな数値ではあるのですが、宝くじの倍率から見ると霞んで見えます。

投資では1年で166万倍になるような株はありません。

この一発に期待して、購入を続けているというのであれば、

その人の気持ち的には満足感を得られているし、当たればお金も手に入るし、販売収益は社会の役に立っている。

つまり一般的な定義からは外れてはいるけれども、投資とも言えなくもないと言えます。

 

投資で手堅くも大切だけれど夢も大切

結論として、宝くじは投資ではありません。

ただし、投資では到底追いつけないくらいの可能性を秘めています。

この記事を読んで、投資に興味を持った方がいれば、

ぜひ投資も初めてみることを検討してください。

しかし、投資だけでは限度があります。

確かに投資はお金を増やしてくれることが多いですが、元手に対して著しく大きくはなりません。

そこで宝くじです。夢を見るのも楽しめますし、社会の役にも立ちます。

買いすぎは良くはありませんが、もし買う習慣がないというのであれば習慣にしましょう。

手軽に習慣にする方法もあります。こちらこちらを見てみてください。

皆さんの今後が実りあるものでありますように。

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